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#読むキエナイ

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『坂本図書』坂本龍一著。
honto.jp/netstore/pd-book_3277

坂本龍一が読書に触発されて自分のことばを綴るという短いことばの連続。

斉藤幸平と
マイケル・ハートの対談を読み、

未来への大分岐 資本主義の終わりか、人間の終焉か? (集英社新書)
honto.jp/netstore/pd-book_2977

“日本では短絡的に選挙、カリスマ的なリーダー、という話になり、選挙以外に政治にコミットできるチャンネルは少ない。
だが、それだけではない。(サンダース現象・社会運動がサンダースを盛り立てている)
また、カリスマは古い。(コモンの例)”

と残しているのが心強かった。

この社会運動によって候補が押し上げられたサンダース現象については
すばりコモンズという出版社から出ている
「ソウルの民主主義」(大内裕和・白石孝対談部分)にもくわしく
honto.jp/netstore/pd-book_2890

アメリカ・イギリスはじめ欧米について、右派の台頭が断片的に報道されるが、 運動などはほとんど伝わっていない。

2010年代に入ってから、左派の新しい潮流が明確に見えてきた。
多くの動きがあるなかで最も注目されるのがアメリカのバーニー・サンダース、イギリスのジェレミー・コービンの登場。

いずれも貧困に直面あるいは民主主義の再生を望む、若年層の支持を受けている。

サンダースの躍進を支えた社会運動として
・オキュパイ・ウォール・ストリート
・最低賃金を時給15ドルに引き上げる運動
・生活賃金(リビング・ウェイジ)運動
サンダースの主張であったニューヨーク州の公立大学授業料無償化が実現している。

イギリスも同様に若者のワーキング・プア問題が深刻で、当初泡沫候補扱いされていたコービンが当選。

ほかにスペインのポデモス、ギリシャの急進左派連合などの動きがある。

どんなに見どころのある政党や候補者でも、
やっぱり最終的に特定政党に入れろという圧を感じたら、人が警戒するのは仕方ない。

選挙がゴールのように見られてはダメだし、選挙だけで変えられると信じていない人をどう現実的に動かすかといった時に、政党単位でなくて個人単位でも、自分たちにできること、自分たちにしかできないことをしていくことを、全然卑下しなくていいかなと思う。

honto坂本図書本から始まる。本に気づかされる。本で確信する。坂本龍一の傍には、いつも本があった−。無類の本好きで知られる坂本龍一が憧れ

「オードリー・タン 自由への手紙」読書メモ

一枚岩の向こうで、自分を殺して、ひっそり息を潜めなくても良いのです。
「こんな感じで行こうよ」
そんな大まかな合意で進んでいけば、よりたくさんの人と共存することができるようになり、より多様性のある文化を実現することができます。

・違いがあると同時に「全員に切り離せない共通の価値観」があると認識する
・違う人、違うもの、新しい人、新しい事柄を受け入れる姿勢を持ち、あらゆる多様な立場というものを理解しようとする

強制せずに協働するやり方を。

変革を起こすためには、居場所が必要です。
自分がいる環境に守られていること。安全だと感じる場所を持つこと。これが何よりも大切なことです。
居場所さえあれば、どんな変革も、強制や排除なしに起こせるはずです。

私が目指すのは「強制から解放されたアナキズム」。
私にとっては道教もアナキズムも同じものです。
道教の柱となる考え方は「安全な場所」をつくることです。
その場所ではさまざまな異なる考え方が混然としていて、「何が正しいか」を押し付けられることがありません。強制のない世界ーーーーこれが中心となる考え方です。

同性婚の合法化は、結婚の再定義です。

左手と右手、両方を使ってみるような試みをした人はみな、インクルージョンになれる力を与えてもらえるーーーー私はそんなふうに考えています。

思い出して欲しいのは、誰もが早く学ばなければならないというわけでもないこと。
特にもう若くない世代はこれまで自分が学んできたことに最大限に寄り添えるものはなにかを見極めると良いでしょう。

アイスバケツチャレンジの言わんとするところは、問題をソーシャルな対象にしてもらう点にあります。

問題を声に出すだけではなく、広めなければ、問題解決にはつながりません。
一人一人が、人々に行動するよう呼びかける「声」になるのです。

短い時間で完結する、然るべき行いであれば、アイスバケツチャレンジと同様に高い実行再生産数を持つことになり、そこから希望と連帯の連鎖が拡散していきます。そしてこの連帯のもたらす喜びは、怒りの感情よりも速く伝播するものです。
つながりから生まれた喜びは、怒りよりも実行再生産数が高いと私は考えています。

最初の動機は怒りであってもいい。それはなかなかに使える「蛍光ペン」なのだから。
そこから、つながりと喜びを生み出せば、変化が生まれます。それが実を結べば、次の運動が起こるようになります。
格差を系統的に減らそうと思うのなら、単独で行動するのではなく、ハッシュタグという「声」を出し、広げ、巻き込んでいくことです。

無力感も格差を広げる。人々が諦めてしまう状況から抜け出すには、自分にたくさん質問する。次にすべきは「広げる行動」です。

自分がどんな人であるかを、表現することが自由です。
自分が自由を手にしたら、握りしめずに共有して、みんなを自由にする。
自由とは受け取るものではなく、惜しみなく与えるものです。
自由を共有すること。それこそ、私たちがつくる自由への道です。